関節の動きと痛みや不調の関係性
人間の身体の関節は260以上あります。
全身にこれだけ多くの関節がありますが 大きく分けて
・安定の関節
・可動の関節 があります。
安定の関節
頚椎、腰椎、膝関節になります。
このような関節は様々な方向への動きがなく、 それぞれの関節がある一定の動きに特化しています。
頚椎は1、2番目は回旋 それから下は前後屈 腰椎も前後屈 膝も屈伸 などのようにある動きのみで他の方向への動きはかなり硬くなっています。
なので他の動きに対して制限をしてくれて体を安定させてくれているので 安定の関節と呼んでいます。
安定させるための関節の構造をしています!
可動の関節
対照的に可動の関節は 胸椎、股関節、足関節(足首) です。
胸椎は前後の動き、回旋、横に倒す動きなど様々な動きに対応 股関節、足首は動かすとわかるように前後、左右、そしてぐるぐる回すことも可能な関節です。
なので可動の関節と呼び、 そのような多くの方向に動いてくれる関節だからこそ 様々な体の動きに対応してくれて人間は動けています。
では! ここからが本題です!
どこの関節が固くなることによって痛みや不調の原因や要因になるでしょう?
答えは可動の関節です!
可動の関節の動きが悪くなると安定の関節が動きすぎてしまい過度に負荷が加わります。
もう少しわかりやすく説明すると
10の動きをするときに
可動の関節:安定の関節9:1
くらいの動きの比率が一番いいのですが
可動の関節:安定の関節6:4
などになると安定の関節が動きすぎて 本来対応していない動きまでしようとして負担がかかります。
例えば 股関節の動きが硬くなってしまい、
その分、歩いていての方向転換の際に 膝に変な捻りが入ることで膝に大きな負担が加わります。
そのような状態で何年も過ごしていると必ず膝関節の靭帯や半月板を負傷します。
なのでストレッチや施術を受ける際は
そのようなことにまで対応して 考えて施術をしてくれるところを選びましょう。
痛いところを伸ばしたり指圧を受けることが
必ずしもいいとは言えないのが この文を読んでもらい少しでもご理解いただけたら幸いです。